切り盛りによる体積の計算の実行—Portal for ArcGIS

Ortho Maker マップビューアーで、切り盛りによる体積の計算を実行できます。

体積の計算とは、サーフェス材料を除去または追加することによって地形サーフェスの標高を変更する処理です。[体積の計算 (Volume Calculation)] マップツールは、切り盛り操作により変化した面積と体積を報告します。数値表層モデルプロダクトと、指定されたベースタイプの対象地域 (AOI) を使用して、ツールはサーフェス材料を除去および追加する領域を特定します。

体積の計算を実行するには、数値表層モデルプロダクトが必要です。

AOI の決定

切り盛り操作の体積が AOI に対して計算されます。AOI は、次の方法で定義できます。

マップ上で AOI を定義 - マップ上の 1 つ以上のポリゴンをデジタイズします。
フィーチャサービスからインポート - ポリゴンフィーチャサービスから AOI をインポートします。
ローカルファイルからインポート - ローカルポリゴンフィーチャクラスファイルから AOI をインポートします。

メモ:

AOI はプロジェクトファイルとともに保存されます。

体積の計算

以下では、3 つの方法について説明します。

マップ上で AOI を定義

マップ上で AOI を定義して切り盛りによる体積の計算を実行するには、次の手順を実行します。

ツールバーの [体積の計算 (Volume Calculation)] マップツールをクリックします。
対象地域ダイアログボックスで、[定義] をクリックします。
マウスを使用して、マップ上で AOI を定義します。ダブルクリックしてポリゴン AOI を完成させます。
新しく作成された AOI に対応する [対象地域 (AOI)] ポップアップが表示されます。
[対象地域 (AOI)] ポップアップで次の操作を行います。
1. 名前を指定します。
2. デジタル標高を [ベースタイプ] に設定します。
3. [適用] をクリックします。
面積と体積の計算がマップツールに表示されます。[ベースタイプ] と [単位] を変更すると、計算は自動的に更新されます。
必要に応じて、[追加] ボタンをクリックし、上記の手順を繰り返すことで、追加の AOI を定義できます。
必要に応じて、[AOI] ドロップダウンリストをクリックして AOI を選択し、[削除] をクリックすることで AOI を削除できます。
必要に応じて、[オプション] をクリックし、[レポート] をクリックすることで、すべての AOI のレポートを表示できます。
[体積のレポート] ダイアログボックスで、他のアプリケーションにコンテンツをコピーできます。
必要に応じて、[オプション] をクリックし、[エクスポート] をクリックすることで、AOI をローカルファイルにエクスポートできます。
AOI はプロジェクトに保存されます。