Windows Server 2008/2008 R2 で ArcGIS Web Adaptor を使用するには、IIS と特定の IIS コンポーネントが有効化されている必要があります。IIS が検出されず、特定の IIS コンポーネントが有効になっていない場合、セットアップは続行されません。
IIS が有効になっていても、必要な IIS コンポーネントが不足している場合は、インストール時に特定の IIS コンポーネントが不足していることを通知するメッセージが表示されます。インストール時に自動的に必要な IIS コンポーネントを有効にすることもできます。下記に示すように、組織のセキュリティ ポリシーによっては、必要な IIS コンポーネントを手動で有効にする必要がある場合があります。
Windows Server 2008/2008 R2 で IIS および必要な IIS コンポーネントを有効化する方法については、下記の手順をご参照ください。
[スタート] > [管理ツール] > [サーバー マネージャー] の順にクリックします。
- [サーバー マネージャー] ダイアログ ボックスの左側のパネルで、[役割] をクリックします。
- IIS が有効化されていない場合は、[役割の概要] パネルで [役割の追加] をクリックします。[次へ] をクリックし、リスト内の [Web Server(IIS)] を有効化します。[次へ] をクリックし、左側のパネルで [役割サービス] を選択します。
- IIS はすでに有効化されているが、一部の必要なコンポーネントが有効化されていない場合は、右側の [Web Server(IIS)] パネルで [役割サービスの追加] をクリックします。
[役割サービスの選択] ダイアログ ボックスで、以下に挙げる Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。
必要な IIS コンポーネントを有効化したら、[次へ] > [インストール] をクリックします。
必要な IIS コンポーネント
下記に示す IIS コンポーネントは、ArcGIS Web Adaptor が動作する最小要件を満たしています。これ以外の IIS コンポーネントが有効になっていても、そのコンポーネントを削除する必要はありません。
- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 静的コンテンツ
- 既定のドキュメント
- アプリケーション開発
- ASP.NET
- .NET 拡張
- ISAPI 拡張機能
- ISAPI フィルター
- WebSocket プロトコル
- セキュリティ
- 基本認証
- Windows 認証
- 要求フィルター
- HTTP 共通機能
- 管理ツール
- IIS 管理コンソール
- IIS 管理スクリプトおよびツール
- 管理サービス
- IIS 6 と互換性のある管理
- IIS 6 メタベース互換