レイヤーのプロパティはレイヤーの所有者 (または管理者) が定義します。他のユーザーが所有しているレイヤーを含むマップを作成した場合は、マップ内のレイヤーのコピーを作成すると、コピーしたレイヤーに対して異なるプロパティを構成することができます。コンテンツを作成する権限がある場合は、レイヤーを新しいアイテムとして [マイ コンテンツ] に保存すると、自分のレイヤー構成を他のマップで利用できるようになります。
- コピー - ソース レイヤーの構成に影響を及ぼすことなくレイヤーの構成をカスタマイズするには、Web マップ内のレイヤーのコピーを作成します。これにより、ソース レイヤーを参照するレイヤーが Web マップ内に作成されます。*
このコピーは、コピーを作成する Web マップでのみ使用できます。
- コピーの保存 - レイヤー構成の変更を他の Web マップで使用できるようにする場合は、レイヤーのコピーを保存します。これにより、レイヤー アイテムが [マイ コンテンツ] に作成されます。この新しいレイヤー アイテムも引き続きソース レイヤーを参照する点に注意してください。*
レイヤーのコピーを保存する利点は、構成の変更をコピーに保存して、変更されたその構成を含むレイヤーのコピーを他の Web マップで使用できることにあります。
メモ:
* フィーチャ コレクションまたはマップ メモ レイヤーをコピーすると、ソース レイヤー内のデータがコピーされます。ソース レイヤーへの参照は維持されません。ただし、次に示すすべてのレイヤー ソース タイプでは、レイヤーのコピーが、ソース レイヤーに含まれているデータを参照します。
- ArcGIS Server レイヤー
- ホスト フィーチャ レイヤー
- タイル レイヤー
- ルート レイヤー
- WFS、WMS、または WMTS レイヤー
レイヤーのコピーの構成を変更しても、ソース レイヤーの構成には影響ありません。コピーを削除した場合、ソース レイヤー内の元のデータは失われませんが、レイヤー構成は失われます。ソース レイヤーの所有者がソース レイヤーを削除するか、アクセスを削除する (つまり、ソース レイヤーへのアクセスを可能にするためのソース レイヤーの共有を停止する) と、コピーがそのソース レイヤーを参照している場合、データはコピーで使用できなくなり、マップに表示されなくなります。
レイヤーのコピー
マップ内のレイヤーに対して異なるプロパティを構成したい場合は、そのレイヤーをコピーします。たとえば、病院の到達圏で集約されたヘルスケア データ レイヤーには、多くの種類の病気の属性が含まれていると考えられます。このレイヤーのコピーを作成して、データを鬱病の比率でシンボル化できます。また、このレイヤーの別のコピーを作成して、データをアルツハイマー病の比率でシンボル化できます。これらのレイヤーを保存した場合、別のマップで再利用できます (データは、用途に合わせてすでにシンボル化されています)。レイヤーのコピーを作成するのに、そのレイヤーの所有者である必要はありません。
コピーできるのは、ArcGIS Server レイヤー、マップにインポートしたファイル、ホスト フィーチャ レイヤー、タイル レイヤー、マップ メモ、ルート レイヤー、WFS レイヤー、WMS レイヤー、および WMTS レイヤーです。ベースマップ、Web 上の CSV ファイル、GeoRSS、または KML はコピーできません。
編集可能なフィーチャ レイヤーをコピーする場合、コピーされたレイヤーも編集可能になります。コピーに対して行われた編集によって、ソース データが変更されます。ソース レイヤーの所有者が、編集する機能を削除した場合、コピーは編集できなくなります。
- サイン インしていることと、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。
メモ:
コンテンツを作成する権限を持っていない場合、[マップの変更] をクリックしてレイヤーをコピーできます。
- Map Viewer を開き、[詳細] をクリックして、[コンテンツ] をクリックします。
- コピーするレイヤーを参照し、[その他のオプション] をクリックして、[コピー] をクリックします。
レイヤーのコピーがマップ コンテンツに追加されます。これで、このレイヤーのプロパティを構成し、そのレイヤーを新しいアイテムとして保存できます。
レイヤーの保存
コンテンツを作成する権限を持っている場合、ArcGIS Server レイヤー、マップにインポートしたファイル、ホスト フィーチャ レイヤー、ホスト タイル レイヤー、マップ メモ、ルート レイヤー、WFS レイヤー、WMS レイヤー、および WMTS レイヤーを新しいアイテムとして [マイ コンテンツ] に保存し、そのレイヤーを他のマップで使用できます。ベースマップ、GeoRSS、KML、または Web 上の CSV ファイルは保存できません。ファイルからインポートしたレイヤーまたはマップ メモを保存する場合、実際のデータが保存されます。
保存したレイヤーを [マイ コンテンツ] から Map Viewer に追加すると、レイヤーの表示プロパティを変更することができます。例として、スタイルの変更、ポップアップの構成、表示範囲の設定、更新間隔の設定、凡例でのレイヤーの非表示、フィルターの適用などがあります。これらの変更をアイテムのプロパティとして保存すると、そのレイヤーがマップに表示されるときに、そのプロパティが適用されるようになります。
メモ:
アイテム プロパティを保存できるのは、所有していて Web サイトに追加したレイヤーだけです。この構成は、ポータル内のアイテムにのみ適用され、ArcGIS Server サイト上で実行されている実際のサービスには適用されません。ファイルからインポートされたレイヤーのアイテム プロパティは、レイヤーがマップ内に保存され、ポータル Web サイト内で一意のアイテムでないため保存できません。
レイヤーのコピーを保存するには、次の手順に従います。
- サイン インしていることと、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。
- Map Viewer を開き、[詳細] をクリックして、[コンテンツ] をクリックします。
- 保存するレイヤーを参照し、[その他のオプション] をクリックして、[レイヤーの保存] をクリックします。
- レイヤーを初めて保存している場合や、レイヤーのコピーを保存している場合、レイヤーの構成を使用して新しいアイテムをサイトに作成します。
- タイトルを入力します。
- 組織がコンテンツのカテゴリを設定している場合、[カテゴリの割り当て] をクリックして、最大 20 のカテゴリを選択して、マップの検索に役立てることができます。また、[カテゴリのフィルター処理] ボックスを使用して、カテゴリのリストを絞り込むこともできます。
- タグとレイヤーを説明するサマリーを入力します。
- レイヤーの保存先となる [マイ コンテンツ] 内のフォルダーを選択します。
- [アイテムの作成] をクリックします。