位置のトラッキングは組織全体で利用できる ArcGIS Online および ArcGIS Enterprise の機能になり、ユーザーの現在地と過去の位置を記録できます。位置のトラッキングレイヤーは、トラックした位置をポイント フィーチャとして格納します。トラックは位置のトラッキングレイヤー内で安全に保たれています。ユーザーには自分のトラックのみが表示され、他のユーザーのトラックを表示するには追加の権限が必要となります。権限が付与されているユーザーは、最新位置を表示し、トラックの解析を実行できます。
ArcGIS Tracker は ArcGIS Tracker モバイル アプリと Track Viewer Web アプリという新しい 2 つのアプリで位置のトラッキングレイヤーを使用する新製品です。Tracker モバイル アプリはバックグラウンドでの位置のトラッキングに最適化されており、デバイスのバッテリーへの影響を最小限に抑えます。このモバイル アプリでは、データ接続に関係なくトラックが記録され、モバイル ユーザーはトラックされる期間とトラックされない期間を制御できます。Track Viewer Web アプリを使用すると、管理者はトラッキング ビューを作成し、トラック対象のユーザーとそのトラッキングを表示できるユーザーを定義できます。認証されたユーザーは、Track Viewer Web アプリを使用してトラッキングを表示できます。
メモ:
これまでのリリースの新機能の詳細については、「アーカイブされた新機能」をご参照ください。
モバイル アプリ - 20.1.0
ArcGIS Tracker モバイル アプリの 20.1.0 リリースには、次の機能が含まれています。
- watchOS コンパニオン アプリを用いて、トラッキングの開始と停止を行います (iOS のみ)。
- 各トラッキング セッションに一意の ID を自動生成します。
- 各種不具合の修正と改善 (BUG-000127960、BUG-000127961 など)。
Track Viewer Web アプリ - ArcGIS Online
ArcGIS Online 上の Track Viewer Web アプリは、2020 年 3 月にリリースされました。このバージョンには、次の機能が含まれています。
- BUG000127537 など、多数のバグ修正および機能改善。
Track Viewer Web アプリ - ArcGIS Enterprise
Track Viewer 10.8 上の ArcGIS Enterprise Web アプリの最新バージョンは、2020 年 2 月にリリースされました。このバージョンには、次の機能が含まれています。
- ArcGIS Enterprise に付属。
- トラックを表示するときのベースマップの変更。
- 各種不具合の修正と改善